法政大学で、WBSとオープン・リーダーシップについて講義してきました。内容をシェア♪


この記事の所要時間: 45



昨日、法政大学で「 次世代トップリーダーズ育成リーグ」の講義を
学生向けにしてきました。
参加している学生は、とても意識が高くレベルも高い印象でした。
90分の時間で、2つの内容を行うのは厳しいかなと思ったのですがチャレンジ!
あっという間の90分で、何とか時間内で終わりました。

WBSとオープンリーダーシップについて、ディスカッションをしてきました。
WBSは大学生に、WBSを知ってもらい、実際に作成を体験してもらいました。
オープンリーダーシップについては、みなさんの思っている
オープンなリーダーシップはどのようなリーダーかを、
ディスカッションしてもらいました。

せっかくなので、話した内容もシェアしたいと思います。

WBS

WBSとは、WBS(Work Breakdown Structure)で、プロジェクトマネジメントを行う際に
スコープ定義をするための、ツールの1つです。

プロジェクトを行うのに必要なスコープを、少しずつ細かく要素に分解する手法で
一般的にはツリー構造で表現します。
ツリーじゃなくてもいいのですが、私はツリーの方が見やすいので好きです^^

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要素に分解するのは、どこまでのレベルまでやるのかというと
自分の管理しやすいレベルまで行います。管理しやすいというのは
たとえば、コスト算出や、所要期間の見積ができるレベルまでです。

どのような、図になるのかというと、こんな感じのものになります。
これから忘年会シーズンなので、忘年会を行うためのプロジェクトを想定して
WBSを例で作成してみました^^



WBSを作成するときのポイントとして
 ・始めに何をやるか?
 ・構成要素は何か?
 ・分解して細かくすると?
 ・網羅されているか?抜けがないか?
ということを気をつけて行うと作成しやすいと思います。

実際に15分程度で、模造紙を使ってWBSを作成してもらいました。
グループによって、内容は少しずつ違いますが、
どこまで管理するかというレベルの違いであって、
ポイントは押さえられたWBSとなり、しっかり作成することが出来ました。



オープン・リーダーシップ

オープンリーダーシップは、シャーリーン・リー氏の書籍に書かれている
新しいリーダーシップ像です。

「オープン・リーダーシップとは、謙虚に、かつ自信を持って
コントロールを手放すと同時に、相手から献身と責任感を引き出す能力を
持つリーダーのあり方」

という定義をされています。

ポイントとしては、
 ①顧客やメンバーが持つパワーを尊重する
 ②絶えず情報共有して信頼関係を築く
 ③オープンであることに責任を持たせる
 ④好奇心を持ち、謙虚になる
 ⑤失敗を許す


を行うことにより、管理統制したリーダー像から
オープンで個人の責任感を尊重し、より自発的に進めるような環境を
作り出すリーダー像です。



大量生産、大量消費の時代は終わり
新しいモノを創り出す、クリエイティブが多い時代になってきたと思います。

いままでの同じ物を大量に作るには、管理しコントロールしていれば
問題なかったと思いますが、新しい創作をするためには、
管理しコントロールするだけでは、良いモノは創り出せないと思います。

また、ソーシャルが浸透してくれば、情報もコントロールが出来なくなり
誰でも発信者・中継者として簡単に情報を発信・受信することが出来ます。



また、リーダーの能力を超えるモノは、なかなか創り出せないと思います。
そこで、オープン・リーダーシップの発想で、メンバーも一人一人が責任感を持って
能力を発揮してもらえれば、リーダーが考える以上のモノが生み出せる可能性があります。

オープン・リーダーシップ型が、万能ではないので、
その場のシチュエーション似合わせた、リーダーシップ像を
使いこなせるリーダーが、必要になると思います。

時には、無理だとも思える目標を提示したり
時には、計画に逸脱しないように実行を管理統制したり
時には、オープン・リーダーシップで協調型で進めたり
その場のメンバーや環境によって、スタイルを変化させる必要があります。

学生からも、色々な意見が出ました。
アクティブ、一緒に行動、謝れる、コミュニケーション多く、器大きく、笑いがある
もう少し時間があれば、もっと深掘りしていきたい内容でした。

機会があれば、他の人とも意見交換をして
オープン・リーダーシップについて、理解を深めていきたいと思っています。
今回は、WBSとオープン・リーダーシップについての、まとめでした。

参考書籍





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