この記事の所要時間: 約 4分5秒
昨日、法政大学で「 次世代トップリーダーズ育成リーグ」の講義を
学生向けにしてきました。
参加している学生は、とても意識が高くレベルも高い印象でした。
90分の時間で、2つの内容を行うのは厳しいかなと思ったのですがチャレンジ!
あっという間の90分で、何とか時間内で終わりました。
WBSとオープンリーダーシップについて、ディスカッションをしてきました。
WBSは大学生に、WBSを知ってもらい、実際に作成を体験してもらいました。
オープンリーダーシップについては、みなさんの思っている
オープンなリーダーシップはどのようなリーダーかを、
ディスカッションしてもらいました。
せっかくなので、話した内容もシェアしたいと思います。
WBS
WBSとは、WBS(Work Breakdown Structure)で、プロジェクトマネジメントを行う際にスコープ定義をするための、ツールの1つです。
プロジェクトを行うのに必要なスコープを、少しずつ細かく要素に分解する手法で
一般的にはツリー構造で表現します。
ツリーじゃなくてもいいのですが、私はツリーの方が見やすいので好きです^^
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要素に分解するのは、どこまでのレベルまでやるのかというと
自分の管理しやすいレベルまで行います。管理しやすいというのは
たとえば、コスト算出や、所要期間の見積ができるレベルまでです。
どのような、図になるのかというと、こんな感じのものになります。
これから忘年会シーズンなので、忘年会を行うためのプロジェクトを想定して
WBSを例で作成してみました^^
WBSを作成するときのポイントとして
・始めに何をやるか?
・構成要素は何か?
・分解して細かくすると?
・網羅されているか?抜けがないか?
ということを気をつけて行うと作成しやすいと思います。
実際に15分程度で、模造紙を使ってWBSを作成してもらいました。
グループによって、内容は少しずつ違いますが、
どこまで管理するかというレベルの違いであって、
ポイントは押さえられたWBSとなり、しっかり作成することが出来ました。
オープン・リーダーシップ
オープンリーダーシップは、シャーリーン・リー氏の書籍に書かれている新しいリーダーシップ像です。
「オープン・リーダーシップとは、謙虚に、かつ自信を持って
コントロールを手放すと同時に、相手から献身と責任感を引き出す能力を
持つリーダーのあり方」
という定義をされています。
ポイントとしては、
①顧客やメンバーが持つパワーを尊重する
②絶えず情報共有して信頼関係を築く
③オープンであることに責任を持たせる
④好奇心を持ち、謙虚になる
⑤失敗を許す
を行うことにより、管理統制したリーダー像から
オープンで個人の責任感を尊重し、より自発的に進めるような環境を
作り出すリーダー像です。
大量生産、大量消費の時代は終わり
新しいモノを創り出す、クリエイティブが多い時代になってきたと思います。
いままでの同じ物を大量に作るには、管理しコントロールしていれば
問題なかったと思いますが、新しい創作をするためには、
管理しコントロールするだけでは、良いモノは創り出せないと思います。
また、ソーシャルが浸透してくれば、情報もコントロールが出来なくなり
誰でも発信者・中継者として簡単に情報を発信・受信することが出来ます。
また、リーダーの能力を超えるモノは、なかなか創り出せないと思います。
そこで、オープン・リーダーシップの発想で、メンバーも一人一人が責任感を持って
能力を発揮してもらえれば、リーダーが考える以上のモノが生み出せる可能性があります。
オープン・リーダーシップ型が、万能ではないので、
その場のシチュエーション似合わせた、リーダーシップ像を
使いこなせるリーダーが、必要になると思います。
時には、無理だとも思える目標を提示したり
時には、計画に逸脱しないように実行を管理統制したり
時には、オープン・リーダーシップで協調型で進めたり
その場のメンバーや環境によって、スタイルを変化させる必要があります。
学生からも、色々な意見が出ました。
アクティブ、一緒に行動、謝れる、コミュニケーション多く、器大きく、笑いがある
もう少し時間があれば、もっと深掘りしていきたい内容でした。
機会があれば、他の人とも意見交換をして
オープン・リーダーシップについて、理解を深めていきたいと思っています。
今回は、WBSとオープン・リーダーシップについての、まとめでした。