夏サミ2012に参加してきました!セミナーまとめ


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今週、品川で「Developers [Social Enterprise] Summit 2012
通称 夏サミに、参加してきました!

夏サミ
http://codezine.jp/devsumi/2012/social

とても、参考になる話しばかりだったので、
ブログにも、まとめておこうと思います。



基調講演の始めに、salesforce CTOの及川さんより挨拶があり
ソーシャルエンタープライズ」という新しい考え方がある。
ソーシャルは、コンシューマーだけでなく、ビジネスでも生きる
と言う話しを聞きました。

たしかに、TwitterFacebook、最近だと特にFacebookで
仕事関係でも、活用して来たなぁと思います。
また、社内SNSのソリューションも、増えてきた気がします。

基調講演

What is Social Enterprise ? 企業システムの近未来を夢想する

新野 淳一 氏 / 西脇 資哲 氏 / 藤井 彰人 氏 / 村上 明子 氏 / 関 孝則 氏

クラウドが破壊するもの、創造するもの


publickey新野さんから、リレー形式で講演がありました。

クラウドがもたらす変化
 ・あらゆるリソースがソフトウェアで調達可能
 ・オンデマンドでスケールアウト/スケールイン
 ・事実上無限のリソース
 ・高度な運用の自動化
 ・グローバル展開

・あらゆるリソースがソフトウェアで調達可能
あらゆるリソースがソフトウェアで提供されるようになっています。
PaaSIaaSでも、
ハードウェアを調達しなくても、サービスできるようになってきました。

・オンデマンドでスケールアウト/スケールイン
ボタン一つで、リソースの追加や削除が出来ます。
サーバが自動でスケールアウトすることも、最近は出来るようになりました。

・事実上無限のリソース
今までのように、ハードウェアの準備が必要なく
事実上無限のリソースが提供されます。
まあ、10000VMがほしいって言っても、すぐにはない気がしますが^^

・高度な運用の自動化
サーバの運用は、PaaS、IaaSの提供側がやってくれます。
HDD故障などで、運用作業を行う必要がなくなりました。

・グローバル展開
海外のサーバも、ボタン一つで調達できます。
簡単にグローバル展開ができる環境が、提供されています。

クラウドで、スピードが劇的に速くなりました。

従来のSIは、受注単価最大2桁下がった
ハードウェアの必要がなくなったため、物販の仕入れ販売がなくなりました。
インストール・チューニングも、必要なくなりました。

開発期間も短くなって、6ヶ月→3ヶ月になるものも多くなってきた。
これも、すごく分かります。

jQueryMobileなどのフレームワークを使って、
スマートフォンウェブサービスを作ろうとすると、
今までよりも、2〜3倍のスピードで開発が出来ます。

労働集約的なシステム運用は、PaaSやIaaSに含まれてきているため
運用の仕事は、少なくなってきています。

また、オンプレミスおよび、パッケージソフトウェアは、
サービスに、どんどん移行されています。
サイボウズLiveなどが、良い例です。

クラウドの破壊から逃げよう!

・成功の大事な条件は、成功するセグメントにいること。
・デベロッパーは破壊から、創造へ向かおう
・仮説が正しいと限らない。自分で判断する

成功するためには、流れを読んで
成功するセグメントにいることが大事です。
創造することに向かって、自分で判断して行動する。

クラウドは、サービスモデル型になってきてます。
ソフトを自分でインストールしなくても、ブラウザから簡単に使え
オンサイトサポートが不要となった。今は、小規模でも展開が可能です。

モバイルを含むマルチデバイス展開

・主要機能はクラウド側に実装
・ビューをデバイスごとに最適化
・ビッグデータの活用も大事

・主要機能はクラウド側に実装
アプリ側に実装すると、更新がリアルタイムにならないため
主要な機能は、クラウド側(Web)に実装するのが重要です。

・ビューをデバイスごとに最適化
スマートフォン、タブレットなどデバイス毎に
大きさが違うため、ビューを端末に合わせて、最適化します。

ソーシャル化

ソーシャル化のきっかけは、2009年11月のChatter登場
業務アプリケーションも、ソーシャル化してきています。
あらゆる業務アプリに、ソーシャルコラボ機能が組み込まれていきます。

ソーシャルを基盤にした新しいアイデア
・分析
・コラボレーション、業務ワークフロー
・アプリケーション連携
・ボット

標準技術として、OpenSocial2.0や、OpenID Connectなどが注目されています。

コンシューマでうけた機能をエンタープライズへ


Google 藤井さん

テクノロジーの変化
1.クラウド
2,モバイル
3.ソーシャル

クラウドは単純なWeb化でなく、情報をどのようにつなげて
効率化するかが、ポイントとなります。

ライフスタイルの変化
新しいITの指針は、「どこでも」「どのチームとでも」「いつでも」
「どんなデバイスでも」がポイントです。
コンシューマーの変化に、気づく必要があります。

GoogleApps導入事例 動画

株式会社スマートエデュケーション様


Tick-Tock様


Microsoftのエンタープライズソーシャル


Microsoft 西脇さん
リアルタイムコミュニケーション:SkypeLync
情報の共有:SharePointYammer
それぞれの機能がバラバラでなく、統合していることが大事
SharePointのUIは、FacebookのUIに似ています。

OfficeTalkも、Office365に統合して、
アプリ・ファイル・人などをフォローできるようになりました。

Outlookも、ソーシャルプラグイン機能があります。
メール送信相手のソーシャル情報が、すぐに見えて便利です。

Microsoft Outlook Social Connector プロバイダ (Facebook 版)
http://www.microsoft.com/ja-jp……px?id=5039

ソーシャル活用のための分析技術


IBM 村上さん

エンタープライズソーシャルは、どこでもつながることが大事
状況に応じて必要な情報へアクセスし、データ分析で新しい発見をする。

データだけでなく、が大事。
うまくサービスを使ってもらう事がポイントとなります。

企業システムの近未来を夢想する


salesforce 関さん

ソーシャルメディアで双方向のやり取りがされ、
しかもモバイルで、いつでもアクセス出来るようになります。

ソーシャルメディア中の、顧客の声を分析します。
また、顧客のプロファイル機能に、ソーシャルデータを付けます。

chatterで色々なものをフォローできます。
だけでなく、情報システムなどをフォローできます。
大事なのはつながり、知らない人ともコラボできる仕組みです。

chatterは、APIが用意されており、外部との連携も
chatter ConnectでREST APIが利用出来る。OAuthにも対応しています。
QlickViewにも、chatterプラグインが用意されています。

タブレット法人導入のトリセツ

大木 豊成 氏

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セミナー資料

大木さんイシン株式会社は、
スマートフォン、タブレットの導入コンサル、導入支援、サポートを行っています。

タブレットを導入することが目的ではなく、ビジネスで何をやるかが目的
便利にするために、iPadを導入する。目的をハッキリさせる事が大事。
導入するには、スピードがポイント。簡単にまずは使ってみることが大事です。

メールは、埋もれてしまうためソーシャルメディアを活用するのが良く
社内SNSのZyncroは、情報が埋もれない
社外の人も、招待できるのでプロジェクト別にも利用でき便利です。

Do not wait… 待たないで、先に進む事が大事!

スマートタブレット導入のフロー
購入 → 検討 → お試し → 検討 → 導入 → 運用

まずは、数台購入して実際に触ると、要望やアイデアが出てきます。
パイロット導入で、ユーザーを巻き込んで使うのが大事です。
導入時には、社内説明会も必要となります。

ソフトを使う場合は、市販のアプリケーションを使ってから
業務面でバグ出しをすると、実際の活用の場面に反映が出来きます。

ソーシャルメディアありきでなく、ソーシャルメディアを活用してビジネスをする事が大事です。

モバイルを軸に「すべてを再発明」

 ~開発者はどこまでやれるのか~

畑中 洋亮 氏

セミナー資料


人類の三代発明
 文字車輪インターネット
今は、モバイルがあり持ち歩ける。短時間・複雑ではなく目的が明確(単目的

次世代IT導入のステップ
1.メール/カレンダー
2.SFA/CRM/ポータル
3.スマートデバイス
4.汎用ビジネスアプリ
5.フルカスタマイズ/業務アプリ開発


ガリバーの導入事例
2300台のiPadを導入
CLOMO MDMで端末を管理
GoogleAppsも導入しています。

アプリも機能別に作成。平均1週間に、1度リリースしました。
現場が、実際に体験出来る事が大事です。
触る直すの繰り返しを行い、
サイクルを速く回して、小さな試行錯誤を繰り返します。

HTML5を活用しています。アプリだと修正が大変だけど、
HTML5だと、作りやすく・直しやすくて便利です。

コミュニケーションは、「意味」のやりとりです。
アプリも同じく、意味をもって作るのがポイントです。

今までのIT → わかっている事を速くやる。
これから必要なIT → 今、どこで、何が、おこっているのか分かる事が必要です。

ソーシャル → 経緯をもって理解する。時系列を持った情報で理解します。

モバイルは、スモールスタートが大事です。
小さな試行錯誤の繰り返しをして、修正の繰り返しで良いモノを作ります。

まとめ

他の2つのセッションを、受講したんですが、
まとめた、基調講演と2つのセッションが、
とても参考になったので、BLOGにまとめておきました。

その他は、togetterにツイートをまとめておいたので、
そちらを、参考にして下さい^^

今回のセミナーで感じたことまとめ


クラウドが出てきたことで、やることが変わった
単純な労働集約的な作業でなく、創造する作業をする事が大事です。

クラウドを活用する事で、サービスを速く立ち上げられる。
システムの開発期間も3ヶ月程度の縮められ、スモールスタートで始める。

モバイルは、いつでも利用出来るため、リアルタイム性が重要
シンプルに単機能、単目的にすることで分かりやすいサービスとなる。

スマートフォン・タブレットを導入するときは、まず触ってみて行動する。
Do not wait… 待たないで、先に進む事が大事!

アプリ開発よりも、HTML5を活用してWebにしていく。
修正の繰り返しで、現場が使える良いモノを作る。

ソーシャルは、時系列のデータをもっておくことが重要です。
人のフォローだけでなく、情報・ファイルなどのリソースもフォローできる。

とても有意義な1日でした。次のdevsumiにも参加したいと思います。

参考サイト

夏サミ
http://codezine.jp/devsumi/2012/social


togetter ツイートまとめ
http://togetter.com/li/346252

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