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最近、BYODという言葉を、良く聞いたことはないでしょうか?
BYOD
(Bring Your Own Device)
従業員が、私物端末を企業内に持ち込んで、業務に活用する
元々、自分の飲み物を持ち寄る「BYOB」(Bring Your Own Bottle)という、
以前から使われていた言葉を、もじって作られたと言われています。
BYODは、すでに取り入れている企業が出てきています。
インテル、アジア航測、SAP、ユナイテッドアローズなどが有名です。
BYOD メリット・デメリット
BYODのメリットとデメリットのまとめです。
メリット
BYOD特有のメリット
・好きな端末を自分で選択することによる生産性の向上
・使い慣れている端末を業務利用することによる生産性の向上
・最新機種やOSをいち早く利用できる
・持ち歩く端末台数を集約し減らせる
・優秀・多様な人材の確保
・端末コストの削減
・端末の設定・サポートの手間の削減
・モチベーションの高まりによる生産性の向上
メリット
・いつでも働ける(在宅勤務、移動時間の有効活用)
・どこでも働ける
・非常時に事業を継続できる
・節電、環境負担を低減
・育児・介護に伴う従業員の雇用継続
・ペーパーレスによるコスト削減
・遠隔からの業務遂行による移動コストの削減
・意思決定の迅速化
デメリット
BYOD特有のデメリット
・端末の紛失や盗難による情報漏洩の危険性
・Jailbreakやroot化による情報漏洩の危険性
・パスワードポリシー不徹底による危険性
・管理やセキュリティ担保のためのコストの増加
・多種多様な端末への対応のための手間の増加
・個人のコスト負担強制への懸念
デメリット
・社内にマルウェアが侵入する危険性
・業務システムと連携する仕組みを作るためのコスト増
・勤務時間の長時間化・不規則化の懸念
BYOD利用率
BYODの利用率は、日本を含む5カ国平均で56%
日本は、33%です。
国内も、スマートフォンやスマートデバイスの
出荷数は、毎年増加傾向です。
2015年度には、4000万台以上が出荷されると予想されています。
BYODの奨励調査結果は、
米国では、奨励されているのが60%に対して
日本では、16%が奨励されていると少ないが
12ヶ月以内の導入奨励は、56%と半数以上になります。
BYOD環境構築のポイント
1)BYODの目的を明確にする2)組織にあったBYODポリシーを策定する
3)セキュリティ対策ツールの導入を検討する
4)イニシャルコスト、ランニングコストを試算する
目的を明確にして、ポリシー策定を行うことが大事です。
また、MDM(Mobile Device Management)という
端末管理サービスの導入検討も大事なポイントです。
MDMを選択するときのポイントは、
機能比較をしても、ほとんどの製品が変わらないのが現状です。
1)使いやすい管理画面を選ぶ
2)コストが安い物を選ぶ
この2つが、MDMを選ぶポイントだと思います。
BYODに関する、詳しい書籍も出ています!
BYOD書籍
また、今月の26日 月曜日の夜に、始めてアップルストアー銀座3Fの
オープンシアターに、登壇させていただくことになりました!
イシン社の大木さんと、一緒にセミナー登壇です。
みなさん、お時間あれば是非ご来場下さい♪
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日 程 : 2012年11月26日(月)19:00開始(18:30受付開始)
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まとめ
企業のBYODは、ますます加速していくと思います。
また端末はこれから、沢山発売されて
持ち込み端末の対策は、避けられない状況です。
BYODをどう考えて、どうするか
対策を立てておくことが大切です。
BYODを気軽に試せる、クラウドサービスも
出ているので、少人数で試してみて
ポリシーなどを作成するのも、1つの手段です。
BYOD、これから注目ですね^^