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最近読んだ、組織マネジメントについて書かれている
2種類の書籍についてまとめておきたいと思います。
仕事は楽しいかね?
「仕事は楽しいかね?2」の方が、組織とリーダーシップに関する内容なのですが
1から見てみたいと思ったので、2冊とも読んでみました。
180ページ程度で、物語調になっている読みやすい書籍です。
自分が、仕事に対する考え方が変わる1冊です。
ただ、仕事をさせられているという発想ではなく、どうすれば良いのか?のヒントがもらえます。
印象に残った内容を、書いておきます。
・試してみることに失敗はない
失敗を恐れていてはダメで変化は起きない、何事も試すことから始まる
<実地演習>に失敗はない
・明日は今日と違う自分になる
明日は今日の自分よりも成長していれば、大きな成長に繋がっていく
・試すことは簡単だが、変えるのは難しい
変化をするには、冒険者となるのが大事
コカコーラー、チョコチップ・クッキー、リーバイスなどの成功事例についても書かれています。
”試すこと”に”喜び”を見い出す
・アイデアをいっぱい持つ
・ありとあらゆる事をやってみる
・明日は、今日と違う自分になる
・朝を待ち焦がれる、幸せなサムライの一人になる
変化は難しいが、試すことは簡単
仕事は楽しいかね?2
”ほんもの”の上司とは、どのような上司か、上司と部下との関係は?を
物語調で分かりやすく展開される、200ページ程度の書籍です。
最高の人が働くにふさわしい最高の場所
・もっと良い方法はないか?これが自分にできる最善のことか?
・チームプレイヤーを探すのではなく、同志を探す
・仕事選びの大切な基準は、”いまより幸せになれること”
優秀な管理職の基本的な仕事は、管理することじゃない
・優れた上司の仕事は、魅力的な職場環境を作ること
・答えを教えるのではなく、質問を投げかけ答えを見つけさせる
・仕事は楽しくなくちゃダメ、職場から笑い声が聞こえなければ
やり方が間違っている
・優れた長所があってこそ、人は能力を発揮する。強みにこそ焦点を当てる。
並みの上司と、優れた上司の違いを分かりやすいケースで説明されています。
採用も含めて、どのようにしていけば良いかのヒントになる1冊です。
米海軍で屈指の潜水艦艦長による「最強組織」の作り方
潜水艦の艦長が、自発的な組織にするためのマネジメントについて
物語調で具体的なケースを説明してくれる、読みやすい1冊です。
リーダーシップとは
人が持つ価値観と潜在能力を明確に伝え、本人がその存在に気がついて
刺激を受けられるようにすること
・「命じる」から「委ねる」へ
専門知識が高くなればなるほど、命じるだけでなく委ねるマネジメント方式にして
「誰もがリーダになれる」信念で行う。
技能が優れている:専門的な知識があり、自分で決断を下すことが出来る状態
訪問者の名前、自分の名前、艦の名前を必ず入れて挨拶
「おはようございます。ケニー代将、ジョーンズ兵曹であります。
サンタフェへようこそ」
「これから〜をします」という言い方は強力な効果。当事者意識を持つようになる
・確認に変える
説明という受け身の行動から、能動的な「確認」に変えることで意識が変わる
エンプロイー・エンゲージメントの充実を図る
エンプロイー・エンゲージメント:自分の仕事に熱心に取り組んで
組織の利益に貢献する姿勢
委ねるリーダーシップ
・作業を細かく見るのではなく、作業をする人を細かく観察する
・報告の数や確認する箇所を増やさず、むしろ減らす
・リーダーシップを振りかざして命令に従うだけの「フォロワーシップ」を助長させず
自分が一歩下がることで、艦のあらゆるレベルでリーダーシップを発揮させる
・権限を譲渡しただけでは、リーダーシップの構造は変わらない
確かな技能と正しい理解がないものに権限を委譲しても
有効に活用することができない
・権限の委譲の背景には、トップダウン構造が潜んでいる
行動の中核には、部下に権限を「譲ってやる」という考えがあり
リーダーには、部下に権限を委譲できる権限や能力があると明示している
・自分がいなくなっても、機能するリーダーシップ
誰よりも支配しないといけない相手は自分自身。自分を制してこそ
「支配する力を手放して、リーダーを生み出す」ことが可能になる。
今回の3冊は、とても参考になった書籍でした。
今まで読んで好きだった、「1分間マネジャ」「カモメになったペンギン」とあわせて
マネジャに、オススメしたい書籍が増えました!
過去記事:おすすめ!「カモメになったペンギン」を読みました♪
http://blog.bot.vc/2012/06/penguin/
みなさんも、機会があったら是非、読んで見て下さい♪