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先月発売された、鴨頭嘉人さんの著書
「人生で大切なことはみんなマクドナルドで教わった」を読みました!
鴨頭さんが、マクドナルドのアルバイトから店長になり
最優秀店長にまでなった、経験をまとめられた書籍です。
物語で書いてあるので、読みやすい内容になっています。
書いてあるエピーソードに感動しちゃいます。
私もマクドナルドが好きなので、鴨頭さんにも会ったこともあり
書籍を買って読んでみました〜
参考になったポイントを、まとめておきたいと思います。
仕事は肩書きできまるのではなく、自分で価値を決める
マクドナルドは、9割がアルバイトだそうです。
トレーナーも、言葉で教育するのでなく、自分たちが実践して
その姿を見せて、後輩が学んでいく仕組みが出来ています。
アルバイトに、ハンバーガーを作る仕事を教えるのではなく
人として社会に貢献できる大人に成長させてあげること
沢山のアルバイトが入ってきて、初めての仕事を行います。
間違ったことをしたら、社会に受け入れてもらえない事を
徹底的に教えてもらえたそうです。
最高の挨拶は、最高のリーダーシップを発揮する
元気な挨拶で、店舗の雰囲気が変わり
店舗運営の生産性を高めたそうです。
元気な挨拶は、人、場所を良い雰囲気にさせて
生産性も高める。たかが挨拶ですが、されど挨拶です。
人生の歩は、自分自身で定める
マクドナルドには、アルバイトも含めて教育を行うための
ハンバーガー大学があります。
マクドナルド創業者「レイ・A・クロック」の言葉
As long as you’re green you’re growing,
as soon as you’re ripe you start to rot.
君が未熟(green)でいる限りは成長できる。
成熟したとたんに腐敗が始まる。
勉強するために、ハンバーガー大学があるわけでなく
知識やリソースを店舗に持ち帰って
現場で生かして始めて意味がある。と言うことを教えてもらうそうです。
ハンバーガーの作り方や、店舗運営を学ぶことでなく
人としてどんな行動をするか? どんな人生を歩むか?
それは自分が選択するということを学べたそうです。
成長し続けることは、とても大切なことです。
自分に満足せずに、常に学ぶ姿勢は大事です。
上司の仕事は、舞台監督のように演者を輝かせること
マクドナルドは、スタンドプレーが必要ないということを
先輩マネージャーから、「何度でも同じ事を伝える」ことで
教わったそうです。
分かってもらえるまで、同じ事を何度でも伝え
自ら自分の行動を変えてもらう変化が起きるまで教え
本質的に気づいてもらう教育をするそうです。
言って分かってもらうだけでなく、本質的に気づいてもらう教育をする。
会社・上司は、働きやすい環境を作ることで
自分以上のパフォーマンスを発揮してもらえるんだと思います。
自分のために頑張ってもらえる人間になる
辞めさせないために、時給アップだけでは限界があるため
お互いを知り、仲良くなる事が大事だそうです。
仲良いといっても、楽しくするだけではないと思います。
お互いの目標を共有して、時には苦しい時もあるけども
切磋琢磨して成長するということが、大事だと思います。
リーダーシップ論でもありますが
一時的なインセンティブだけだと、すぐに効果が薄くなるため
本質的な価値を得られるよう、成長する事が大切です。
理想は共有すべきものである
「本気のオリエンテーション」で、一人ひとりに
店長として、熱い想いを伝えるようにしていたそうです。
社員・アルバイトを信じれるかどうかではなく
信じると決めてしまう。この誓いで行動されたそうです。
信じられなければ、任せられず
自分以上の仕事を行うことは出来ません。
リーダーシップは、信じることがとても大事です。
人は誰もが期待され、貢献したいと思っている
自分の成長を喜んで、タイトルや給与ではなく
ここにいることを喜びとして感じてくれる。
「働くって素晴らしい」と思ってくれる
人は働くことを通じて、生まれてきた意味
自分の価値、使命に生きる喜びをつかむことができる。
マクドナルドは、それに気づかせてくれた
素晴らしい場所だったそうです。
昔、「社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった」という
本を読んだことがあります。この本も、ディズニーランドで経験した内容をまとめ
ホスピタリティー、リーダーシップなどを分かりやすく書いてありました。
鴨頭さんの書籍も、体験談で分かりやすく書いてあります。
すぐに読めてしまうので、オススメの1冊です。