この記事の所要時間: 約 7分26秒
前回、keynoteで作るプレゼンテクニックを書いて
沢山の、「いいね!」「RT」「はてぶ」をもらいました!
思った以上に反響があって、アクセスカウンタが壊れたのかと思いました^^
コメントの中にPowerPointだと、どうなるの?と
コメントをもらったので、今回は、PowerPoint版で作って見ようと思います。
Mac版のPowerPoint2011で、作成しました。
keynoteも、PowerPointも基本は同じで、前回も書きましたが
プレゼンの資料は、中身が勝負でテクニックじゃないのですが
今回も、見た目が悪いと見てもらえないという観点で
テクニックをまとめておきます。
テクニックの種類は、前回の内容と同様ですが
どうやってPowerPointで作るのかという、解説を付けたいと思います。
まずは、今回もサンプル用に作成したプレゼン資料です。
プレゼンテクニック(ガイドつき)PPT版
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ポイントについて、個別に説明していきます。
1.見やすいフォント
![slide02](http://blog.bot.vc/wp-content/uploads/2012/01/slide02-300x224.png)
フォントを見やすくするために、「HGP創英角ゴシックUB 」を指定します。
このフォントにすると、太文字ではっきり見えるので、
プロジェクターに表示しても見やすくなります。
また、フォントの大きさも、54pt〜72ptを使います。
バラバラの大きさを使うと、見にくくなるので、
スライドで使う大きさは、3種類程度にしておきます。
フォントの色は、灰色(フォントカラー選択の左から2番目、灰色の上から2番目)を
使います。黒だとハッキリしすぎて強調されるので、灰色を使います。
また、強調したい文字などは、青色や赤色を使います。
![font_color](http://blog.bot.vc/wp-content/uploads/2012/01/font_color-300x204.png)
文字の配置は、中央よりも少し上にします。
配付資料であれば、中央で良いのですが
プロジェクター投影のプレゼンだと、下の方が見にくくなるので
中央よりも、少し上に文字を配置します。
配置をする際には、ガイドを利用すると便利です。
横幅をスライドの大きさにあわせると
上下だけ、調整すればいいので楽になります。
![Guide](http://blog.bot.vc/wp-content/uploads/2012/01/Guide-300x225.png)
また、キーメッセージは、文字だけを中央に表示します。
キーメッセージは、13文字だと覚えやすく印象に残るそうです。
「人が一度に知覚できる範囲は9~13文字程度」なんだそうです。
Yahoo!トピックスも、13文字以内になっているそうです^^
2.写真のみでインパクト
![slide03](http://blog.bot.vc/wp-content/uploads/2012/01/slide03-300x224.png)
イメージが連想しやすい写真を、1枚スライドに出すだけで
プレゼンの内容を分かりやすくして、印象に残せます。
タイトルは、上側に半透明の四角図形をおいて
その上に白文字で、短くメッセージを付けておきます。
四角図形を作るときに、図形の枠線を線なしに指定しておくと便利です。
![noline](http://blog.bot.vc/wp-content/uploads/2012/01/noline-137x300.png)
画面いっぱいに写真が、ポイントです。
はみ出るぐらいまで、大きさを指定するので
1024px × 768pxぐらいの解像度がある写真が必要です。
PowerPointは、画像ファイルをドラック&ドロップすると
大きさをあわせてくれるので、非常に便利です。
3.高解像度の写真がない場合
![slide04](http://blog.bot.vc/wp-content/uploads/2012/01/slide04-300x224.png)
高解像度の写真がない場合もあります。
その場合は、写真を邪魔しないように
周りに同系色の四角い図形を、最背面に配置して
画面いっぱいに、写真があるように見せます。
同じ色を指定するときには、その他の色を指定して
虫眼鏡アイコンをクリックすると、画面上にある
色を指定することが出来るので、写真の縁の色を
指定すれば、違和感なく背景色を指定することが出来ます。
4.写真配置は左側
![slide05](http://blog.bot.vc/wp-content/uploads/2012/01/slide05-300x224.png)
写真と箇条書きや、写真と補足説明みたいなページを作る場合は
左半分に写真を配置して、右側に文字を配置します。
イメージは左側にあった方が、能が理解しやすいそうです。
5.画面イメージをうまく作る
![slide06](http://blog.bot.vc/wp-content/uploads/2012/01/slide06-300x224.png)
iPadやiPhoneなどの端末利用を、説明するときなどに
端末の画像に、写真などを組み合わせると分かりやすくなります。
写真の大きさがあわない場合は、トリミングを使うと
大きさを自由に指定することが出来るので便利です。
![trim](http://blog.bot.vc/wp-content/uploads/2012/01/trim.png)
また、最前面・最背面を、うまく使って裏側になってしまった
写真を表側などに持ってきて、配置して下さい。
![haimen](http://blog.bot.vc/wp-content/uploads/2012/01/haimen-256x300.png)
写真素材を探すには、Googleの画像検索が便利です。
高解像度の写真を探すには、サイズを「大」で検索すると
探しやすくなります。
また、同じ写真を検索するには、写真を選んでから
「類似の画像」を選択すると、同じ写真が検索されてきます。
「素材」などのキーワードを同時に指定すると
見つけやすくなります。
Web上にある画像は、著作権にも注意して下さい。
6.比較表にも写真
![slide07](http://blog.bot.vc/wp-content/uploads/2012/01/slide07-300x224.png)
機能比較などに、表を使うときがあると思います。
その時に簡単に写真を、表に入れることが出来ます。
PowerPointは、マスに画像を指定することが出来ますが
マスの大きさにあわせて、伸びてしまうので
大きさを自分であわせて、ガイドを利用してマスに合わせます。
![hyou](http://blog.bot.vc/wp-content/uploads/2012/01/hyou-300x225.png)
7.グラフは右肩上がりでシンプルに
![slide08](http://blog.bot.vc/wp-content/uploads/2012/01/slide08-300x224.png)
折れ線や棒グラフを表示するときには、右肩上がりの図を、入れるようにします。
また、余分な軸線(グリッドライン)は非表示にしてシンプルにします。
![jikunashi](http://blog.bot.vc/wp-content/uploads/2012/01/jikunashi1-276x300.png)
スライド上に、数字があると納得感が増すため
指標値などは、邪魔にならない程度に入れておきます。
グラフの色などは、クイックスタイルを使うと
綺麗な色にすることができるので便利です。
![quick_style](http://blog.bot.vc/wp-content/uploads/2012/01/quick_style-246x300.png)
8.写真を反射させる
![slide09](http://blog.bot.vc/wp-content/uploads/2012/01/slide09-300x224.png)
比較ポイント・機能・要点などは、必ず3つ作るようにします。
3つという数字は、非常に安定感のある数字です。
3つのイメージ写真で、スライドを作ると印象に残ります。
その際に、写真に反射を指定すると、ちょっと格好良く見えます。
反射は、書式指定の図形の効果で指定できます。
![mirror](http://blog.bot.vc/wp-content/uploads/2012/01/mirror-300x195.png)
また、写真などを表示する際には、配置ガイド
(画像を動かすと表示される青い線)にあわせると
写真の大きさや、場所を綺麗に配置することが出来ます。
![guide2](http://blog.bot.vc/wp-content/uploads/2012/01/guide2-300x185.png)
3つの画像をすべて選択して、中央に揃えることも簡単にできます。
PowerPointは、keynoteと違って間隔のガイドが出ないので
等間隔にするには、間隔に図形などを仮配置して揃えると良いと思います。
PowerPointだと、中央と左右にはガイドが出るので
右揃え、左揃え、中央揃えは、簡単・綺麗に配置が出来ます。
9.セクション区切り
![slide10](http://blog.bot.vc/wp-content/uploads/2012/01/slide10-300x224.png)
プレゼン中に内容を、区切りたい時があると思います。
株主総会などのIR資料でも、トピックスの切り替えに
よく利用されています。
PowerPointは、テーマを変えると全体が変わるので
スライドの背景を灰色に指定します。
![haikei](http://blog.bot.vc/wp-content/uploads/2012/01/haikei-230x300.png)
![haikei_color](http://blog.bot.vc/wp-content/uploads/2012/01/haikei_color-300x247.png)
フォントの色を黒にしておくと、ハッキリするために
切り替えが分かりやすくなります。
フォントにも反射が指定できるので、セクション区切りの時には
指定して、ちょっと格好良く見せます^^
10.グラフの色を指定
![slide11](http://blog.bot.vc/wp-content/uploads/2012/01/slide11-300x224.png)
円グラフや棒グラフなどは、個別に色を指定することができるので
その項目にあったテーマカラーを指定すると
分かりやすい資料になります。
たとえば、コーポレートカラーや、製品ロゴの色などを指定します。
ということで、前回のkeynoteに続いて
PowerPointのプレゼンテクニックについて、まとめてみました。
今回作った資料をkeynoteファイルでもダウンロード出来るようにしておくので
テンプレートなどにも役立ててみて下さい。
プレゼンをするときに、リモコンがあると便利です。
私はロジクールのモノを使っています。
緑色のポインタがついていて、keynote、PowerPointどちらでも動作します。
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